絶対音感

絶対音感は、絶対的な音の高さに対する記憶のことであると言われています。

絶対音感は、必ずしも機械のように「完全」な精度を持っている能力というわけではありません。 その能力の範囲に当てはまる絶対音感保有者の中でも、高精度であったり、高精度の者よりも僅かに精度が落ちるという絶対音感保有者がいます。

つまり感覚そのものは決して不変ではなく、その能力を形容する言葉が普遍的になっているのです。

つまり、だいたいの音、高い、低いについてはだれでも言い当てることができるので、絶対音感の保有者というのは、その精度が高い人、おおむね半音以内の精度を持っている人と言うことができます。

また、絶対音感のある者が相対音感を持っていないとか、または相対音感が劣位であるといわれることもありますが、そのような研究報告は知られていません。

絶対音感を習得するには臨界期があって、3歳?5歳くらいの間に意識的に訓練をするとかなりの確率で身につけることができます。
しかしそれを過ぎると習得は困難になり、また、身につけたとしても音楽的才能とは関係がありません。

絶対音感を持っていたであろう著名人の代表例として、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトがよく挙げられます。